「プーチン露大統領は意図的に戦争を選択した」=マクロン仏大統領
ウクルインフォルム
フランスのマクロン大統領は2日、改めてウクライナへの支持を確認した他、プーチン露大統領は意図的に戦争を選択したと発言した。
マクロン仏大統領がウクライナにおける戦争に関する国民向けの呼びかけの際に発言した。
マクロン氏は、「私たちはウクライナと共に立っている。私は、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領にフランスの親愛のサポートと共に呼びかける」と発言した。
同氏は、ロシアについては、「ロシアは攻撃している。侵略者だ」と強調した上で、ウクライナに対する「プーチン大統領の残酷な侵略」を非難した。また、自身がクレムリンを訪問したことを喚起しつつ、欧州も、ウクライナも、北大西洋条約機構(NATO)もこの戦争を求めていなかったと強調した。
さらに同氏は、ロシアがウクライナへの侵攻を「ナチズムとの闘い」だと正当化していることを批判した。さらに、「プーチン大統領一人が戦争を意図的に選んだのだ。この戦争は、復讐の精神の産物であり、欧州の歴史の修正主義的読解が生み出したものだ」との見方を示した。
同時に同氏は、世界の国々がロシアの行動に対して団結していることを高く評価するとし、ロシアに対する経済制裁の発動や、2日に国連総会にて採択されたロシア非難決議について指摘した。さらに同氏は、ロシアのプロパガンダメディア(RTやスプートニク)の欧州における放送が停止されたことによる制裁にも注意を向けた。
また同氏は、フランスはロシアとは戦っていないとし、マクロン氏自身はプーチン氏とコンタクトを取っていくと発言した。
同氏は、欧州によるウクライナからの難民受け入れを約束した。