国連総会、ロシア非難決議採択 露軍にウクライナからの即時撤退を要求 賛成141か国

国連総会、ロシア非難決議採択 露軍にウクライナからの即時撤退を要求 賛成141か国

ウクルインフォルム
国連総会は2日、決議「ウクライナに対する侵略」を賛成で採択し、ロシア連邦に対して、ウクライナへの侵攻を非難した上で、即時ウクライナ領からの撤退を要求した。

ウクルインフォルムのニューヨーク特派員が伝えた。

同決議は、141か国という歴史的な賛成数で採択された。反対は5か国(ロシア、ベラルーシ、北朝鮮、シリア、エリトリア)、棄権は35か国、無投票12か国。

同決議により、国連総会は、ロシアの2022年2月24日の「ウクライナにおける特別軍事作戦」の決定を非難し、住宅、学校、病院といった民間施設への攻撃、女性、高齢者、障がい者、児童を含む民間人への犠牲者が出ているとの報に深刻な懸念を表明した。

決議では、「ウクライナの主権領土におけるロシア連邦の軍事行為は、国際社会が欧州にて過去数十年目にしなかった規模である」とあり、「戦争の災難からその世代を救うために緊急の行動が不可欠である」と書かれている。

決議はまた、ロシアに対して、ウクライナに対する武力の行使を即時に止め、あらゆるさらなる違法な脅迫あるいはあらゆる国連加盟国に対する武力の行使を慎むよう要求している。さらには、速やかかつ、完全かつ、無条件にウクライナの国際的に認められている国境内の領土から自国軍の全てを撤退させ、ウクライナ領ドネツィク・ルハンシク両州一部地域の地位に関する決定の速やかかつ無条件の無効化を要求している。

加えて国連総会は、ウクライナの人々への迅速かつ安全で障害のない人道支援のアクセスも求めている。

さらに、国連総会は、ロシアとウクライナの間で政治的対話、協議、仲介といった手段やその他平和的手段を用いた速やかな平和的紛争解決を強く要請した。

国連総会は、国連事務総長、加盟国、欧州安全保障協力機構(OSCE)、その他国際・地域機関に対して、情勢緩和を支持する努力、ロシアの侵略によって生じた人道危機と難民危機に対応する努力を続けるよう要請した。


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