現在最も激しい戦闘は、キーウ北西、ハルキウ、ヘルソン=ウクライナ大統領府
ウクルインフォルム
ウクライナのアレストヴィチ大統領府長官補佐官は1日、現在キーウ(キエフ)北西郊外では敵の車両の侵入を阻止、ハルキウでは砲撃、ヘルソンでは路上戦が行われていると報告した。
アレストヴィチ氏がテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムが伝えた。
アレストヴィチ氏は、「最も激しいスポットは、キーウの北西郊外のマカロヴァ地区、ジトーミルシカ通りがあるところで、敵が集まっており、私たちはそこに向けて砲撃を行っている。二つ目のホットスポットはハルキウだ。そこでは現在砲撃戦が行われており、敵は航空機を使っている。私たちの軍は抵抗を加えている。マリウポリからは激しい報告は受けていない。ヘルソンは、路上戦が行われている。これが私たちと敵の努力が集中している主な3つの場所だ」と発言した。
また、オデーサへの敵の上陸の可能性については、アレストヴィチ氏は、黒海の嵐が敵の作戦遂行を困難にしていると伝えた。
ベラルーシ軍部隊があたかもウクライナ国境を越えてロシア側で参戦するとの話については、同氏は、「今のところ、公式レベルでは、私たちは準備だけ目にしており、彼らが越境したとか、ウクライナに対する戦闘に加わっているという確実な情報は、今のところない。いくつか確認を要する情報はあり、確認している」と発言した。
これに先立ち、ロシア連邦のプーチン露大統領は24日、ドンバス保護を目的とした特別軍事作戦実施に関する決定を採択。同日未明、ロシアがウクライナに対する戦争を開始した。