「ウクライナが降伏に同意」という偽情報に注意=ウクライナ国防相
ウクルインフォルム
ウクライナのレズニコウ国防相は1日、近々ロシアはウクライナの人々・軍の士気を下げるために、あたかも「ウクライナが降伏に同意した」という偽情報を拡散する情報・心理作戦を展開するとして、騙されないようにと注意喚起を行なった。
国防省広報室がフェイスブック・アカウントにてレズニコウ国防相のコメントを掲載した。
レズニコウ氏は、「防衛は128時間続いている。今ある情報によれば、ロシア占領者は、大規模な情報・心理作戦を近く始めるための準備をしている。その目的は、嘘でもって、ウクライナの人々と軍の抵抗を破壊することだ。まず彼らは、通信を遮断することを計画している」と発言した。その後、あたかも「ウクライナの軍・政治幹部が降伏に同意した」などという偽情報メッセージを大規模に拡散するのだという。
そして、レズニコウ氏は、その偽情報の「証拠」だとして、署名が行われたように見せる文書や、編集された偽動画が拡散されるだろうが、「それは嘘だ!」と強調した。
同氏は、「降伏など一切起きない! 勝利だけだ! これにつき可能な範囲で皆に警告してくれ」と伝えた。
さらに同氏は、「キーウを2、3日で落とせると期待していた者の多くが、今地獄にいる。強く武器を構えよ! 抵抗を続けよう! ウクライナに栄光あれ!」と呼びかけた。
これに先立ち、ロシア連邦のプーチン露大統領は24日、ドンバス保護を目的とした特別軍事作戦実施に関する決定を採択。同日午前4時頃、ロシアがウクライナに対する戦争を開始した。