「ロシアのウクライナに対する行動にはジェノサイドの兆候がある」=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、24日から続くロシアのウクライナに対する更なる侵攻につき、ロシアの行動にはジェノサイドの兆候があるとし、ロシアは国連安全保障理事会にて投票権を剥奪されねばならないと発言した。
ゼレンシキー大統領が27日朝の動画メッセージにて発言した。
ゼレンシキー氏は、「昨夜は大変だった。彼がしているのは復讐だ。(ウクライナの)人々が自分の国を守るために立ち上がると、彼ら(ロシア)は本当の顔をさらけ出した。それはテロだ。彼らは、私たちのウクライナの町々をどんどん爆撃している。彼らは、より卑怯な手段で私たちの子供を殺そうとしている。それは私たちの大地にやってきた悪であり、それは殲滅しなければならない。彼らは、民間人には手を出さないと嘘をついてきた。しかし、ロシア軍侵攻の最初の数時間から部隊は民間インフラを攻撃している。彼らは、意図的に人々と人の当たり前の生活に必要なものを攻撃する戦術を選んだのだ。発電所、病院、幼稚園、住宅、これら全てが毎日攻撃を受けている」と強調した。
ゼレンシキー氏は、「率直に言うべきだ。ロシアのウクライナに対する行動には、ジェノサイドの兆候がある。そのことにつき、私は国連事務総長と話した。ロシアは、悪の道を進んでいる。世界は、国連安保理におけるロシアの投票権剥奪へと向かうべきだ」と発言した。
これに先立ち、ロシア連邦のプーチン露大統領は24日、ドンバス保護を目的とした特別軍事作戦実施に関する決定を採択。同日午前4時頃、ロシアがウクライナに対する戦争を開始した。