キーウの「祖国の母」像でプロジェクトマッピングイベント開催

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18日、ウクライナ首都キーウの「祖国の母」像を使って、プロジェクトマッピングによるインスタレーション作品「価値の力」の公開イベントが行われた。

公共放送「ススピーリネ・キーウ」が報じた

このイベントは、「ブランド・ウクライナ・インターナショナル・コンファレンス2025」の一環で開催されたもの。

高さ102メートルのインスタレーション作品は、ウクライナ国民の5つの主要な価値である、「自由」「不屈」「愛」「正義」「統一」を表現したものだという。

動画:コスチャンティン・ボヴァ、へオルヒー・リジェンコ/ウクルインフォルム

プロジェクト制作者であるミコラ・カブルカ氏は、このインスタレーション作品には半年の間30人近くが携わってきたと述べた。ウクライナで類似のインスタレーション作品が制作されたのは初めてのことだとし、全てが像の表面に正確に反射させることが困難だったと語った。

同氏はまた、作品のメッセージは、世界に向けて、ウクライナという言葉の下には何らかの価値観があるということを伝えることだと述べた。

同氏は、「単に戦争の犠牲者というだけでなく、その内側に何があるのか。私たちは、その世界へのメッセージのために、欧州次第の彫刻である、ウクライナを体現する『祖国の母』を使うことを決めたのだ。特別なデジタルアートでグラフィックを作成し、あたかも内側を、つまり、ウクライナとウクライナ人の魂の中を覗き込んでいる様な幻想を作り出しているのだ」と説明した。

写真:イェウヘン・コテンコ/ウクルインフォルム