ウクライナ軍人の親族、キーウの米大使館前で集会開催

捕虜となっていたり、行方不明となっていたりするウクライナ軍人の親族は15日、在ウクライナ米大使館前に集まり、ウクライナが自国の領土や独立の防衛のために払っている代償について喚起する集会を開催した。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

キーウの米大使館前の集会 写真:ユーリー・チョルニー/ウクルインフォルム

約100人の市民が米大使館の入口正面の公園に集まった。

参加者たちは、トランプ大統領に対して、交渉の際には「ウクライナ領の交換」を議論するのではなく、「例外なく全員対全員」での被拘束者の交換を提起するよう呼びかけた。

参加者たちは、全ての捕虜、ロシアに違法に断罪された人物の解放を要求した。また人々は、捕虜の写真や、ウクライナ国旗、部隊の名前の書かれた旗を手にしていた。

プラカードには、英語で「ウクライナ抜きでウクライナについては何も(編集注:決めない/議論しない」「例外のない全ての拘束者の交換」などというスローガンが書かれていた。

運営者の1人は、「米国は平和創設者の役割を担った。今、それを行動で証明する時だ。ウクライナの平和への道はウクライナ抜きで、ウクライナを犠牲にしては決められない」と発言した。

なお、15日、米アラスカ州アンカレジにて米露首脳会談が開催される。