ロシア占領地からウクライナ児童がさらに3人帰還

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ロシアに連れ去られたウクライナ児童の帰還活動を行っているウクライナの慈善団体「セーブ・ウクライナ」は24日、ロシアにより一時的に被占領下にあるウクライナ領からさらに3人の児童を帰還させることに成功したと発表した。

「セーブ・ウクライナ」の創設者クレーバ氏がフェイスブック・アカウントで伝えた

クレーバ氏は、「セーブ・ウクライナのチームは、さらに3人の児童を一時的被占領地から帰還させることに成功した。これで私たちは、14回の救出ミッションを実行し、その間14名の児童を救った。その内7名は、親の養育を剥奪された子供たちだ」と書き込んだ。

また同氏は、8歳のイェリセイ氏は、ロシアの全面侵攻開始時には、南部ヘルソン州の現在被占領下にある地域で祖母と暮らし、彼の母親はオデーサに住んでいたところ、祖母が亡くなると、ロシア侵略者が彼をすぐに寄宿学校に入れたと伝えた。母親は健康上の理由で子供を迎えに行けず、母のいとこに当たる女性が迎えに行ったところ、あらゆる必要な文書があったにも関わらず、何の説明もなくイェリセイ氏の引き渡しは拒否されたという。

クレーバ氏は、「行動せねばならなかった。なぜなら、子供は半年間、ロシア領で親の養育なく滞在していたのであり、彼には関連のステータスが付与されており、それによりロシアの家族に明け渡されたり、別の手段が選択されたりすることが可能になっていた。そこで私たちのチームが、母親が必要な治療を受けた上で、被占領地から子供を連れ帰ることができるようにすべく、あらゆることを行ったのだ」と伝えた。

イェリセイ氏の母親は、道中ロシア連邦保安庁(FSB)から長時間にわたる尋問を乗り越え、障害を克服しなければならなかったが、最終的には寄宿学校から息子を連れ戻すことができたという。

クレーバ氏は、「イェリセイ氏と一緒に2人の18歳のアンドリー氏とミハイロ氏も戻ってきた。2人とも孤児であり、全面侵攻前には、被占領地にて養子受け入れ家族のもとで育てられていた。成人したところで、二人は、もうすぐ占領政権が同郷人と戦わせるために自分たちを送ることになると理解した。ウクライナでは、二人とも行方不明として捜索対象となっていた」と伝えた。

そして同氏は、現在3名は安全なところにおり、休養した上で、通常の生活に戻ることになると説明した。

写真:クレーバ代表