ウクライナ南部カホウカ貯水場、ダム破壊で干上がり

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ウクライナ南部ザポリッジャ州では、ロシアによるカホウカ水力発電所のダム破壊により、カホウカ貯水場が著しく干上がっている。

ウクルインフォルムの記者が同州プリモルシケ村から伝える。

ハポノウ警察官は、「ロシア人によるカホウカ水力発電所の爆破により、この地区では貯水場が砂漠と化してしまった。村では2日間、水が全くなかった。なぜなら、飲料水を引き上げるポンプが壊れてしまっており、技術用水は貯水場から引き上げていたからだ」と伝えた。

さらに同氏は、警察は現在、爆発物が見つかる可能性があるため、地元住民を同貯水場に近づかせないように沿岸警備を行っているとし、また衝突ラインからの近さから、敵の工作班が見つかる可能性すらあると指摘した。

プリモルシケ村のマクシメンコ村長もまた、同村では技術用水は貯水場から汲み上げていたとし、水がなくなってしまった今、その問題をどのように解決するかわからないと発言した。村民たちは、貯水場を復活させないといけないが、それが可能になるのは地域の脱占領後だろうと述べた。

これに先立ち、6月6日未明、ロシア軍が占拠していたウクライナ南部のカホウカ水力発電所のダムを爆破していた。