オデーサ市にユネスコ世界遺産登録を示すプレートの除幕式開催

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ウクライナ南部オデーサ市にて4日、同市歴史地区のユネスコ世界遺産登録を示すプレートの除幕式が行われた。

開幕式には、トルハノウ・オデーサ市長、アズレ・ユネスコ事務局長、ジェパル(ジャパロヴァ)外務第一次官などが出席した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

アズレ・ユネスコ事務局長は、「これはウクライナ人にとっても欧州人にとっても、世界中にとっても大切なことであると言いたい。なぜなら、オデーサは、コスモポリタンな町だからだ。オデーサは、世界中にとって重要である。なぜなら、同市は、イタリア、ギリシャ、モルドバ、ユダヤ、ウクライナ、フランス、オーストリア=ハンガリー、トルコ、ポーランド、ロシアといった様々な文化の影響の下で形成された、ユニークな歴史を持っているからだ。つまり、この街は、全ての者に開かれており、未来に対して開かれているのだ」と発言した。

写真:ニーナ・リャショノク/ウクルインフォルム

同氏はまた、オデーサ歴史地区のユネスコ世界遺産登録は、国際社会からのユニークな連帯のメッセージでもあると指摘し、「この困難な時に、あなた方は私たちのサポートを受けているのだ」と強調した。

さらに同氏は、戦時下では言語、建築、劇場、音楽をはじめ、文化遺産の保護は極めて困難だと指摘した。

同氏は、「オデーサ市の特別な色彩と精神は、ウクライナの外でも広く知られているし、欧州の外でも広く知られているとすら言える」と発言した。

同日、オデーサ市のユネスコ世界遺産登録の証明書がトルハノウ・オデーサ市長に渡された。

式典に参加したジェパル外務第一次官は、「昨日、ゼレンシキー大統領との会談があり、アズレ氏が彼に写しを渡した。彼は、オリジナルはどこかと尋ねた。私たちは、オリジナルはオデーサへ持っていき、オデーサ市民に贈呈すると答えた」と発言した。

さらにジェパル氏は、オデーサの世界遺産入りは、ユネスコの支持を示す大きな象徴だと強調した。

同氏は、「前線では物理的な戦争があるが、別の戦争もある。情報の次元、文化の次元、アイデンティティの次元の戦争だ。そして、そこにも深刻な敵がいる。ロシア連邦がスポーツ、文化アイデンティティ、歴史を自らの課題で利用していることはご存知だろう。そのため、私たちがユネスコの中で行っていることは全て、重要な政治的方策なのだ。同市の一部のユネスコへの登録は、この戦争における防衛と私たちの闘いの要素なのだ」と発言した。

これに先立ち、1月25日、オデーサ市の歴史地区がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産リストに加えられたことが発表されていた