ウクライナでコロナワクチンのブースター接種を受けたのは国民の6.3%=保健省

ウクライナの保健省は、ウクライナでコロナワクチンを3回目の接種(ブースター接種)まで行ったのは国民の6.3%だと発表した。

18日、クジン保健次官が記者会見時に伝えた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クジン氏は、「現在、コロナワクチンを1回接種したのはウクライナ国民の52%、2回接種は50%、1回目ブースター接種をしたのは6.3%である。残念ながら、72万人のウクライナ国民は、2回目接種をしておらず、不完全な接種となっている。また1330万人は、最初のブースター接種をしていない。つまり、実質的に彼らは、完全な保護を得ていないのである」と発言した。

同氏はまた、世界保健機関(WHO)の勧告によれば、集団免疫を作るには、少なくとも70%のウクライナ国民がワクチン接種をしなければならないと指摘した。同氏は、政府は年始にその計画を有していたが、軍事活動によりその計画の実現はできなくなったと伝えた。

同時に同氏は、現在コロナワクチン需要は伸びていると述べ、保健省のデータでは先週、約2万人の人が最初の接種を行い、また4935人が2回目接種を、3万5370人が最初のブースター接種(3回目接種)を、1633人が2回目ブースター接種(4回目接種)を行ったとし、1週間で合計6万2617回のコロナワクチン接種が行われたと伝えた。

そして同氏は、コロナワクチン接種のブースター接種の勧告期間が過ぎている場合は、急いで接種をするべきだと呼びかけ、効果は薄れるが、感染から守る効果はいずれにせよ生じると述べた。