ウクライナ兵とロシア兵が抱き合う壁画… 制作した豪州アーティストが謝罪し消去

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オーストラリア・メルボルンにて同国アーティストのピーター・シートン氏(CTOとして知られる)は、自身の描いたウクライナ兵とロシア兵が抱き合うデザインの壁画がスキャンダルとなり多くの批判が起きたことにつき、謝罪した上で、同壁画を消し去った。

英BBCが報じた

シートン氏は、壁画はロシア・ウクライナ戦争の平和的解決への呼びかけを象徴したものだったと述べていたという。同時にシートン氏は、批判を受けた後に、今回の制作は「不格好だった」とし、「これほどまでひどい受け止め方をされるとは思っていなかった」と発言した。同氏は、午前3時まで起きてその壁画を消したという。

写真:Eddie Jim

今回の壁画を批判した人たちは、この作品がウクライナとロシアの間に倫理的同等性があるかのような誤った理解を生むと指摘していたという。

オーストラリアのウクライナ団体連合のステファン・ロマニウ共同代表は、「強姦をした者と被害者が抱き合うイメージが壁画に描かれていたら、人々はどう思っていたであろうか? 『公正』であろうとして、『私たちが必要なものは平和だけ』といった偽のナラティブを受け入れることは、今回の件では、悪を支持することになる」と発言した。

写真:Chris Hopkins

またミロシニチェンコ在豪ウクライナ大使は、今回の作品は全てのウクライナ人にとって極めて不愉快なものだと発言した。

オーストラリアのアート団体「アート4ウクライナ・オーストラリア」も、同作品の制作時点には懸念を表明し、それが’完成したことに衝撃を受けたと伝えていた。

トップ写真:Chris Hopkins