ロシア軍、ウクライナ南部の撤去されたレーニン像を元の場所に戻す

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ロシア軍に占領されているウクライナ南部ヘルソン州のへニーチェシクでは、脱共産主義法にしたがって撤去されていたレーニン像がロシア占領者によって元に戻された。

18日、ヘルソン州ニュースサイト「モスト」が報じた

報道には、「一時的被占領下へニーチェシクにて、新たにレーニン像が設置された」と書かれている。

この情報は、ロシア軍に地元「民警」の代表に「任命」された共謀者、ヘンナジー・マリュコウ氏がソーシャルメディアで拡散したものだという。写真では、地区行政府庁舎の前にレーニン像が建てられた写真が掲載されている。また、行政府庁舎の上には「赤い旗」とロシア国旗が掲げられている。

またヘルソン州ソボレウシキー州議会第一副議長は、フェイスブック・アカウントにて、ロシア側は、ソ連時代のノスタルジーを植え付けようとしているのだと指摘しつつ、ヘルソン州の住民にそのような感情はないとの見方を示した

なお、クリミアに隣接するヘルソン州へニーチェシクは、2月24日、ロシア軍が対ウクライナ全面的侵攻を始めた初日に制圧されている。

2月24日、へニーチェシクの女性が同市を制圧したロシア兵に対して「ポケットに花の種を入れな! あなたは大地に横たわるのだから」と述べる場面の動画がソーシャルメディア上で話題となっていた。