南部メリトポリ市ではロシア軍に100名以上が拉致されている=市長

ロシアが占領するウクライナ南部メリトポリ市のフェドロウ市長は、同市にてロシア軍に拉致された人々の数が100名を超えたと報告した。

フェドロウ市長がフェイスブック・アカウントにて報告した

フェドロウ氏は、「現在、市民拉致については厳しい状況だ。すでに教育大学の教師も拉致されている。すでに100人以上だ」と書き込んだ。

また同氏は、拉致された市民の情報を共有するテレグラム・チャンネル「拉致されたメリトポリ市民」が開設されたと伝えた。

なお、ウクライナでは、2月24日から、ロシア軍による侵略戦争が続いている。

ロシア軍により一時的被占領地にある南部のヘルソン州やザポリッジャ州の自治体では、住民による親ウクライナ集会が繰り返し開催されている。

他方、ロシア側は、占領する自治体の首長、地方議員、記者、活動家などを拉致し続けている。3月11日には、ロシア侵略軍がウクライナ南部ザポリッジャ州メリトポリのイヴァン・フェドロウ市長を拉致していた。約10人のロシア軍人がフェドロウ氏の執務室に侵入し、同氏の頭に黒い袋をかぶせ、車に無理矢理乗せて、不明の方向へと連れ去っていた。

その後、3月16日、ティモシェンコ大統領府副長官は、フェドロウ・メリトポリ市長を人質から解放する特別作戦が成功裡に終了したと発表していた