クリチコ・キーウ市長、市内のコロナ感染状況の悪化を指摘

クリチコ・キーウ(キエフ)市長は、キーウ市内の新型コロナウイルス感染状況の悪化を指摘し、市当局が追加制限措置をまもなく採択すると発言した。

21日、クリチコ市長がキーウ市議会会議の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

市長は、「数日以内にキーウは、防疫の赤圏(編集注:感染状況が最も悪いことを示す区分)に入る。なぜなら、私たちの街のウイルスの感染状況は、残念ながら、悪化しているからだ。昨日だけで、キーウでは、1000人以上の感染が登録され、30の死亡事例が確認された」と伝えた。

さらに市長は、22日に、キーウ市非常状況委員会会合が開催されるとし、「同委員会が、近日以内に入る赤圏下における首都の追加方策施行と制限の発動について決定する」と伝えた。

また、市長は、キーウ市内の病床使用率が高まっており、すでに50%以上が埋まっており、酸素吸入設備の付いたものに限れば使用率は63%を超えていると説明した。

加えて市長は、キーウ市民に対するワクチン接種を促すキャンペーンの活発化を市の保健局に指示したと発言した。

なお、21日の発表では、キーウ市では、前日1192件の新規感染者が確認されたとのこと。