ウクライナで希望者全員を対象とするワクチン接種開始

ウクライナ保健省は21日、コロナワクチン接種の第5段階となる、ウクライナ国籍の18歳以上の希望者全員、永住権所有の外国籍者や難民のワクチン接種を開始すると発表した。

ヴィクトル・リャシュコ保健相が記者会見時に発表した。

リャシュコ氏は、「私たちは、デルタ株によってウクライナで引き起こされる可能性のあるコロナウイルス感染件数のあり得る増加に備えている。しかし、最も重要な保護の要素の一つは、大規模なワクチン接種だ。(中略)保険証は、COVID-19ワクチン接種の第5段階の開始を発表する。7月21日から、18歳以上の全ての成人の接種希望者は、接種が可能となる。あなた方は、最寄りの接種ポイント、大規模接種センターで接種するか、あるいは、移動接種チームの訪問でも接種できる」と説明した。

接種は、全国3127の接種キャビネット、200以上の接種センターへ行くか、800以上の移動接種チームの訪問を要請するかで行われるとのこと。接種ポイントに関しては、以下のリンクに詳細情報が掲載されている(ウクライナ語・英語)。

https://vaccination.covid19.gov.ua/

接種の予約は、電話でも可能であり、センターに直接行っても良いという。

ウクライナでは現在、AstraZeneca(Covishield, SKBio)、Pfizer/BioNTech製Comirnaty、Sinovac Biotech製CoronaVac、Modernaの4種類のワクチンで接種が行われている。

また、保健省は、フェイスブック・アカウントにて、「18歳以上の全ウクライナ国民、ウクライナの永住滞在許可証明書を保有する外国籍者、ウクライナで難民地位を申請している、あるいは既に有す人物」がワクチン接種対象者となると説明した。

予約はウェブサイトか、保健省のコールセンター(0 800 60 20 19)で可能と書かれている。

なお、21日発表時点のウクライナのコロナワクチン接種数は1回目接種277万8375件、2回目接種150万1291件。