１月７日は、ユリウス暦のクリスマス

本日、１月７日、ウクライナでは、東方典礼を保つキリスト教徒がクリスマス（降誕祭）をお祝いしている。

ウクルインフォルムが伝える。

ユリウス暦を用いて１月７日にクリスマスに祝うのは、ウクライナ正教会の他、エルサレム、ロシア、セルビア、ジョージアなどの正教会、およびウクライナ・ギリシャ・カトリック教会である。

聖書によれば、神は、救世主の運命を背負うイエス・キリストをベツレヘムにて誕生させた。街には人が多く、宿が見つからなかったことから、マリアとヨセフは、家畜のいる小屋に泊まる。イエス誕生の時、空にはベツレヘムの星がきらめいた。キリスト教徒は、毎年、この輝かしい日を思い出すために集まり、祝うのである。

クリスマスとは、一年で最も重要な祭日であり、イエスの洗礼を祝う１月１９日まで祝われる。この期間は、祝いの日々「スヴャトキ」と呼ばれる。ウクライナでは、この時期には、古くから、イエスの生誕時の賢者達を模した劇「ヴェルテープ」を行ったり、クリスマス・キャロル「コリャドキ」が歌われたりし、人々は一年が良い年であることを願うのである。

なお、ウクライナでは、ユリウス暦のクリスマスである１月７日の他、２０１７年以降はグレゴリオ暦の１２月２５日も国の定める公式なクリスマスとして祝われている。

レイティング社が発表した最新の世論調査結果では、ユリウス暦にしたがって１月７日にクリスマスを祝うと答えた回答者は７７％、グレゴリオ暦にしたがって１２月２５日に祝うと答えたのは３％であった。同時に、１月７日と１２月２５日のどちらも祝うと答えた人は１５％に上った。