トルコ首都で「クリミアン・ナイト」開催 クリミア・タタールの伝統舞踊と音楽披露

2日、トルコの首都アンカラで、毎年恒例のクリミア・タタール文化行事「クリミアン・ナイト」が開催された。

ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

イベント時には、クリミア・タタールの音楽家たちが演奏と歌を披露した他、伝統舞踊のパフォーマンスの実演が行われた。

シビフ在トルコ・ウクライナ大使は、「今日は、私たち皆がクリミアの特別な雰囲気、クリミア・タタール人たちの特別な魂を感じている。クリミアン・ナイトは、クリミア・タタール文化を保存する行事である」とコメントし、また同行事は2014年以降特別な意味を持っていると強調した。

また、運営者や来場者は、スピーチの際に、クリミアの違法併合や、クリミアからの約1万人のクリミア・タタール人の強制移住の事例、クリミア・タタール人の権利保護やクリミアからの避難民支援におけるトルコの役割、クリミア・タタールの文化、芸術、伝統の保護と発展のための努力が不可欠であること等を強調した。

また、同日日中には、アンカラの中心部の広場の一つにて、クリミアのロシアによる占領に抗議する集会が開催され、国際社会に対し、クリミア解放の努力を行うよう呼びかけが行われた。