ウクライナ正教会キーウ聖庁総主教:破門の無効化により、ウクライナ統一正教会の道から開けた

フィラレート・ウクライナ正教会キーウ(キエフ)聖庁総主教は、自らへの破門が無効化されたことにより、教会が統合し、唯一のウクライナ正教会となる道が開けたのであり、その後、コンタスンティノープル総主教がその統一正教会を承認することになると強調した。

11日、フィラレート総主教がキーウ市内でのブリーフィングで述べた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

総主教は、「つまり、今、私たち、3つ全ての教会の聖職者たちは、合法であり、教会法上も合法であり、そして今、私たちの良き意思で、一つのウクライナ正教会へと統合し、その教会は、のちにコンスタンティノープル総主教が承認する。そして、承認するのは、コンスタンティノープル総主教だけではないのである」と指摘した。

フィラレート総主教は、コンスタンティノープル総主教庁聖会議の今回の決定により、キーウ聖庁、独立自治派、モスクワ聖庁の聖職者は統合することができると強調した。同総主教は、「今、この決定が私たちに、私たちや独立自治派教会との統合を求めたモスクワ聖庁の聖職者との統合の可能性を与えるのである」と述べた。

ウクルインフォルムが報じたように、コンスタンティノープル総主教庁聖会議は、ウクライナ正教会に独立に関するトモスを付与する決定を下した。同決定は、10月11日、イスタンブルで採択された。

また、コンスタンティノープル総主教庁聖会議は、ロシア正教会が科していたフィラレート・ウクライナ正教会キーウ聖庁総主教とマカリー同正教会独立自治派総主教への破門を無効化した。

さらに、聖会議は、1686年のモスクワによるキーウ府主教区の編入を違法であると認めた。