ウクライナは3者交渉でロシアの緊張緩和やエネルギー停戦への準備があるかを調べる=キスリツャ大統領府副長官

ウクライナのキスリツャ大統領府第一副長官は、近日中にアブダビで開催が予定されているウクライナ・米国・ロシアの3者交渉の際に、ウクライナ側は緊張緩和の達成に向けて作業していき、またエネルギー施設に関する停戦に向けた準備がロシア側にあるかどうかを分析すると発言した。

キスリツャ大統領府第一副長官がTSNとのインタビューの際に発言した。

キスリツャ氏は、「私たちは緊張緩和の決定に関する(ゼレンシキー)大統領の指示の履行に努めていく。エネルギー停戦、穀物問題、私たちの農産物やロシアの農産物の搬出に関連する穀物問題の解決に向けた、ロシア側の準備状況を分析する。理論上はロシア側も関心を持つはずだが、実践が示しているのは、ロシアの首脳はこのような深刻な経済問題に直面してさえも、経済問題をあまり気にかけてはいないということだ」と語った。

また同氏は、最初の会談の際に著しい「突破口」を達成できる可能性には疑問を呈しつつ、同時に、事態がダイナミックに発展していく可能性も排除しなかった。

同氏はそして、ウクライナ側は常に交渉への準備が整っていると述べ、交渉は結果をもたらさなければならないと強調した。同氏はその際、「私たちは常に準備が整っており、正常な交渉への準備があることを常に確認してきた。しかし、イスタンブル・プロセスであれアブダビ・プロセスであれ、それがどのような名称であっても、それが単なる儀式的な踊りに過ぎないのであれば、私たちがずっと訪れることもない。それぞれの会談は出口において何らかの結果を得ねばならないし、ウクライナ側だけでなく、米国側にとってもロシア側にとっても出口において何らかの結果を生まねばならない」と発言した。

加えて同氏は、交渉プロセスは欧州の参加が必要だと強調し、欧州の人々と話すことなく欧州における安全保障について話し合うことはできないと指摘した。

また同氏は、アブダビ訪問に先立ち、ウクライナのチームはブリュッセルで米国や欧州のパートナーたちとの経済協力、ウクライナの戦後復興に関する協議に参加したと伝えた。

なお、11月10、11日にアラブ首長国連邦のアブダビにて、ウクライナ、米国、ロシアの代表団による交渉の開催が予定されている。