ゼレンシキー宇大統領、米露「軽油合意」について「私たちは強力なパートナーを失いつつある」

ウクライナのゼレンシキー大統領は14日、米国とロシアによる軽油の供給に関する合意について、ウクライナは「強力なパートナーを失いつつある」とコメントした。

ゼレンシキー大統領が英国のジャーナリスト、ピアーズ・モーガン氏とのインタビューの際に語った。

ゼレンシキー氏は、「私たちが強力なパートナーを失いつつあるのは残念だ。これが私の意見だ」(原語:It's a pity that we are losing a strong partner. This is my opinion.)と発言した。

記者から、ウクライナが米国を失いつつあると考えているのかと確認されると、ゼレンシキー氏は、「そうだ。しかし、私たちのせいではない。私たちは弱くなるわけにはいかないのだ。そうでなければ生き残れない。私たちは自国を売ることはないし、私たちにとってこれはビジネスではないのだ。これは単に私たちの命であり、私たちの国、私たちの体、私たちの家、私たちの子供たちのことだ。そしてそれらは私たちにとって非常に重要だ。だからこそ、トランプ大統領が一方を、私たちではない方を選んでいることに痛みを感じるのだ」と述べた。

同時に同氏は、ウクライナは米大統領が仲介者となることには反対していないとし、「彼(編集注:トランプ氏)が間に立つことに私たちは反対しないが、もし間に立つのであれば、間違った方に立つのではなく、真ん中に留まるべきだ」と発言した。

そして同氏は、自身の考えでは、トランプ氏の顧問たちが間違っていると指摘し、「誰が彼を間違った方に追いやっているのか私にはわからない。それは歴史の間違った方である」と指摘した。

モーガン氏が、ロシアとの軽油合意の締結と、ロシアがウクライナのエネルギー施設を攻撃する結果となった、いわゆる「エネルギー停戦」の宣言により、トランプ氏に裏切られたと感じているかと質問すると、ゼレンシキー氏は、「実際、ここだけの話、そう感じている。しかし、それは単に私の感情や気持ちよりも少し複雑な問題だ。そう、これは私にかかっていることではない。つまりそれは、私たちの国が生き残らなければならないということだ」と回答した。