「ロシアの戦争終結交渉への準備を確認できず」=ヴァーデフール独外相、露外相との会談にコメント

ドイツのヴァーデフール外相は26日、ロシアのラヴロフ外相との会談の際に、戦争終結に関する交渉を開始するよう呼びかけたが、ロシア側にその呼びかけを聞く準備は見られなかったと認めた。

ヴァーデフール外相の発言をDWが報じた。

DWは、9月26日にニューヨークの国連総会の会場内で行われた会談は、ロシアの対ウクライナ全面戦争開始後、両国の外相レベルでの初の会談となったと指摘している。

ヴァーデフール外相は、今回の会談の理由につき、「私たちの政府の立場の間は確かに原則的相違が存在しており、それについても話し合う必要がある。冷戦時代にも、当事者間の意見交換や接触は常に続いていた。正に今、そのような対話のための最初の可能性を見出そうと試みることが正しいと考えた」と説明した。

同時に同氏は、ウクライナの未来についてはウクライナ人自身が決定すべき問題であり、それはラヴロフ外相と議論しなかったと述べた。同氏はさらに、ドイツは今後もウクライナを全面的に支援し続け、ロシアに対して経済的圧力を加え続けると強調した。

加えて同氏は、同氏のロシア代表団に戦争終結交渉を開始するよう呼びかけたが、ロシア側にそれに耳を傾ける準備は確認できなかったと認めた。

また同氏は、独ライプツィヒ空港での無人機による破壊工作の試みのような事態をドイツは受け入れないことをロシア代表団に理解させることが重要だったとし、ロシアに対してエスカレーションの道を放棄するよう呼びかけたと述べた。

なお、独露両国の前回の外相会談は、2022年1月18日にモスクワで行われていた。当時、ドイツ外相はベーアボック氏が務めており、同氏のモスクワ訪問は、ウクライナとの国境付近にロシア軍が集結し続け、米国の情報機関がロシアの攻撃準備に関して報告する中で行われていた。

ヴァーデフール独外相は、トランプ米大統領がロシアの首脳プーチン氏をマイアミでのG20首脳会談に招待するイニシアティブを肯定的に評価しており、それがプーチン氏が戦争終結に関する交渉に本当に準備があるかどうかを検証することになると述べていた。