米CIA長官、エスカレーションはトランプ氏をゼレンシキー氏に接近させるとロシア側に警告=報道
米国のラトクリフ中央情報局(CIA)長官は、今週のモスクワ訪問時に、対ウクライナ戦争でロシア側がエスカレーションを引き起こせば、トランプ米大統領をゼレンシキー・ウクライナ大統領に近づけることになる、とロシア側に警告したという。
ワシントンポストが事情に詳しい関係者の発言を引用する形で報じた。
ある関係者は、ラトクリフ氏のモスクワ訪問について、ロシア軍がウクライナの戦場で膠着状態から抜け出せずにいることでプーチン氏が追い詰められているというよりは、むしろロシア側が「米国は疲弊しており、この戦争に介入できない」と確信していることに関わるものだったと述べた。
また同人物は、CIA長官がロシアの幹部に対し、もしプーチン氏がウクライナに対する戦争で大幅なエスカレーションに踏み切った場合、それがトランプ氏をゼレンシキー氏に接近させることになると伝えたと指摘した。
これより前、米情報機関は「プーチン氏は、イランに対する長期にわたる軍事作戦の結果として、米軍の戦闘準備の低下や弾薬不足により、米国はイランでの6か月間の戦争で弱体化したと考えている」ことを示すデータを得ていたという。
イランに対する戦争中、米国では防空システム「パトリオット」用迎撃ミサイルの在庫や巡航ミサイル「トマホーク」やウクライナ軍で需要のある弾道ミサイル「アタクムス」といった攻撃用兵器の在庫が大幅に枯渇したと指摘されている。
同時に、ヘグセス戦争相やトランプ政権の他の高官たちは、深刻な弾薬不足の存在を公に否定している。