ロシアは弾道ミサイルの優位性を失わなければならない=シビハ外相、EU理事会で
ウクライナのシビハ外相は13日、欧州連合(EU)外務理事会に対して、ロシアによるウクライナの都市への弾道ミサイルを用いた野蛮な攻撃について報告し、ウクライナが主導する欧州独自のミサイル防衛能力構築が緊喫の課題だと強調した。
ウクライナ外務省広報室がシビハ外相の演説を公開した。
シビハ外相は、「これはウクライナ支援だけの話ではなく、(編集注:欧州)自身の安全と抑止の話だ。ロシアは弾道(ミサイル)の優位性を失わなければならない。空を巡る戦いが戦争の行く末を決定づけることになる」と発言した。
加えて同氏は、欧州パートナー国に対し、ウクライナが主導する「対弾道ミサイル連合」への積極的な参加を呼びかけた。同氏はまた、戦況、和平努力の動向と同プロセスでの欧州の役割、ウクライナの防衛産業発展の成果について報告した。
その他同氏は、EUの第21次対露制裁パッケージ、新たなサイバー制裁、その他の対露制限措置の採択に向けた準備についても別途指摘し、ロシアに平和を強制するためには制裁圧力を強めることが決定的に重要だと強調した。
さらに同氏は、セクター別制裁の効力を6か月から12か月に延長するという理事会の決定を歓迎した上で、「これにより、制裁体制はより強固かつ予測可能なものになる」と指摘した。また同氏は、「私たちは、同様のアプローチが近く個別の制裁にも適用されることを期待している。過去8か月間にわたり制裁圧力を強化し続けてくれたEUに感謝している」と伝えた。
さらに同氏は、包括的な支援、ウクライナのEU加盟交渉における第1クラスターの歴史的な開始に関し、当時議長国キプロスへ謝意を表明した。同氏は、その決定はEUが迅速に行動する能力を持っていることを証明しとし、ウクライナの防衛能力と強靭性を高めることを可能にしたEUの支援につき謝意を表明した。
同氏は加えて、「ウクライナ支援の議題を優先課題の中に維持してくれているEU議長国のアイルランドに感謝している。期待される第6クラスターの開始は、議長として力強いスタートとなる。残りのクラスターもできるだけ早く開始されることを期待している」と伝えた。
写真:ウクライナ外務省