トランプ氏、G7の他の国がイラン問題で協力するならロシアに圧力をかける用意があると発言=報道

米国のトランプ大統領は16日、G7首脳会談で、イランとの停戦合意を安定させるための同盟国による支援と引き換えに、ウクライナ問題で欧州を支持する姿勢を示した。

ポリティコが欧州の外交官たちの話をもとに報じた

報道によれば、トランプ大統領は、ロシア・ウクライナ戦争を終結させるためにロシアのプーチン氏への圧力強化に対して明らかにオープンな姿勢を示していた。そして同氏は、米国はイランとの停戦の枠組み合意を安定させるためにパートナー国の支援を必要としているという。

メルツ独首相は記者団に対し、「公式会談と、副次的な非公式な接触の双方で、私たちの間と、米大統領と行った協議は、私に一定の楽観的感覚を与えている」と発言した。

同時に外交官たちは、トランプ氏が以前、ウクライナへの支援を表明した後に自身の立場を変えたことがあることを喚起し、過度な楽観主義は戒めている。

ポリティコの情報によると、日曜日にトランプ氏がプーチン氏と行った約1時間の電話会談が他の首脳たちの間にそのような恐怖を引き起こしており、その後、トランプ氏が再びウクライナに領土明け渡しの圧力をかけるかもしれないという懸念が生じていたという。

しかし、実際には16日、トランプ氏は、ゼレンシキー宇大統領及び他の首脳たちとの会談後、ロシアの石油部門に対する制裁を再開する意向を表明していた。

2名の外交官の言葉によると、協議の際、トランプ氏はG7のパートナーたちに対し、自身のイランとの合意を支持し、ヴァンス米副大統領がイランとの交渉を終結させるためにジュネーヴに到着するのを前に、ホルムズ海峡の地雷除去を支援することを提案したという。

ただし、トランプ氏は15日、「私たちは大きな支援が必要になるとは考えていない」と述べていたように、同氏は記者団の前では欧州の支援の重要性を低く評価して見せていた。

しかし、前述の通り、扉の向こうでのG7首脳会議の際には、トランプ氏は米国のニーズをより率直に表明していたという。その外交官は、その代わり(編集注:トランプ氏がイラン問題で欧州に協力を求める以上)「ウクライナに関して(編集注:欧州の期待に沿う形で米国からの)一定の見返りがなければならない。彼(トランプ氏)がウクライナに寄り添っていくことへの非常に強い期待がある。それこそが、彼は首脳たちに語ったことだ」と補足した。

写真:ホワイトハウス