「ロシアはまた戦争を選んでいる」=プーチン氏の会談拒否にゼレンシキー大統領コメント

ウクライナのゼレンシキー大統領は5日、自身の公開書簡に対するロシアの首脳プーチン氏による会談拒否の返答は弱いものであり、ロシアがまた戦争を選んでいることを意味するものだと指摘した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの中で発言した

ゼレンシキー氏は、「残念ながら、ロシア側は再び戦争を選択している。皆が今日の返答を聞いた。弱い返答だ。彼(編集注:プーチン氏)は単に戦争を終わらせたくないのだ。世界中の多くの人々がその返答に失望したと思う。彼は何も変えたくないのであり、自らの戦争を気に入っているのは自分自身と、彼から金を巻き上げている者たちだけだということを認めたくないのだ。今日彼らは皆、とても微笑んでいた。すなわち、ロシアの資金は減らねばならず、ロシアへの圧力は強まらねばならないということだ」と述べた。

その他同氏は、欧州及び米国のパートナーたちとの新たな会談を予告した。同氏はその際、「私たちの外交チームとの話し合いがあった。私たちは有益となり得る会談、つまり欧州のパートナーたちとのいくつかのフォーマットを準備している。そして、米国側とのフォーマットの準備も進めている。欧州の人々がウクライナ支援に向けた新たな措置を準備していることを、私たちは知っている」と伝えた。

これに先立ち、同日ロシアのプーチン氏は、ゼレンシキー氏による首脳会談を呼びかける書簡に関して、今は同氏と会談する意味を見出していないと発言していた。BBCロシア語版が報じた

プーチン氏は、インドの記者ギタ・モハン氏の質問に答える形で、「会う意味を見ていない。まず決定を見つけるべきだ」と述べた。

また同氏は、ウクライナ側にはロシア軍の攻勢を「止めることだけ」に意味があるのであり、ロシアにとっては「合意が要る」などと発言した。

同氏はそして、「専門家たちに働かせ、何らかの決定を策定させよう。それからなら、私たちは会うことができる」と述べた。

同氏はその他、クレムリンの報道官であるペスコフ氏が朝、「その紙切れを滑り込ませてきた」(編集注:ゼレンシキー氏の書簡を見せた)と発言した。また同氏は、書簡には「無作法な要素」が含まれていると主張した。

プーチン氏は同日の演説の際に、ゼレンシキー大統領のことを名前で呼ばず、「書簡の著者」や「この人物」などと呼んでいたが、後になって姓で呼び出したという。

その他、アストラは、プーチン氏がゼレンシキー氏が彼の年齢について言及したことに反応したと伝えている。プーチン氏はその際、自身の年齢でも多くの政治指導者が「機能を果たしている」とし、その中には自分より年上の者もいると述べたという。また、同氏は、大切なのは能力だと訴えたという。

同氏はさらに、ゼレンシキー氏はトランプ米大統領から「良いマナーを学ぶ」べきだなどとも述べたという。

これに先立ち、ゼレンシキー大統領は4日、ロシアのプーチン氏に対して、戦争終結に向けて首脳会談を行うことを提案する書簡を公開していた。