ロシアは対ウクライナ戦争における自らの勝利目標を下げている=ブダーノウ宇大統領府長官
ウクライナのブダーノウ大統領府長官は21日、ロシア政権は当初の目標を達成することが不可能なことを受け、対ウクライナ戦争に関するナラティブを変更することを余儀なくされていると指摘した。同氏によれば、ロシアの新しいナラティブは「ウクライナの非軍事ブロック化と非核地位」だという。
ブダーノウ大統領府長官が、キーウ・ストラトコム・フォーラム2026の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ブダーノウ氏は、「時間が経過し、ロシア人が直面している自らにとって不愉快な現実の影響を受ける中で、彼らは自国社会に対して答えを見出さなければならなくなっている。そして、その度にそのハードルは下げられている。誰もがそのことを見ている」と述べた。
また同氏は、「3日間でキーウ(編集注:制圧)」というナラティブは、のちに「いかなる犠牲を払ってでもドンバス(編集注:制圧)」へと変化したと指摘した。
同氏はそして、「私が間違っていなければ、1週間ほど前に、さらに新しいナラティブが登場した。『ウクライナは非核国家でなければならず、いかなる軍事同盟にも加盟してはならない』というものだ。これは既に新しい目標であり、つまり、またハードルが少し下げられている。時間が経過しており、現在私たちがここでこうして話しているのだから、明らかに目標は達成されておらず、それは普通のことだ」と述べた。
さらに同氏は、ロシア首脳陣が「3日間でキーウ」という立場に立ち続け、そのナラティブを社会に説明することは既に不可能であると認識していると指摘し、さらには「同様に、単にドンバスを引き渡せという問題についても、そうはならない事態へと社会を準備し始めている。それも非現実的なのだ。そのため、例えば、『私たちは彼ら(編集注:ウクライナ)を非軍事ブロック化することを達成する、といった風に話し始めている。それもまた(編集注:ロシアにとって)『勝利』だからだ。したがって、これは完全に普通の変化である」と指摘した。