中東での戦争がプーチン氏へのプレゼントになってはならない=スターマー英首相

英国のスターマー首相は16日、イランでの戦争中も英国がウクライナへの支援を継続することが極めて重要だと発言した。

スターマー首相の記者会見時の発言をテレグラフが報じた

スターマー氏の発言は、中東での戦争により、世界の石油供給の約5分の1が通過するホルムズ海峡をイランが事実上封鎖したことで、石油価格が高騰したことを受け、先週米国がロシア産石油に対して一時的な例外措置を認めたことを受けて行われたもの。米国によるこの決定が、ロシアの軍事経済が対ウクライナ戦争のための資金を得る上で助けになるのではないかという懸念が生じている。

スターマー氏は、今朝、カーニー加首相と電話会談を行ったとし、まもなくゼレンシキー・ウクライナ大統領とも会談すると述べた。

そして同氏は、「ウクライナへの支援に引き続き集中することが極めて重要であるため、まもなくゼレンシキー・ウクライナ大統領と会談する。ペルシャ湾での戦争がプーチンへの予期せぬプレゼントになることを許してはならない」と主張した。

同氏はまた、中東での戦争について、英国が欧州の同盟国と共に、ホルムズ海峡の通航を回復するための「現実的な共同計画」に取り組んでいると発言した。また、米国の軍事行動が「イラン体制の軍事潜在能力を大幅に弱体化させた」と述べつつも、「次に何が起こるか」という問題が残っていると語った。

さらに同氏は、「戦闘が停止した際、イランからの脅威を抑止し、核プログラムの再開や弾道ミサイルの製造、代理勢力への武器供給の能力を制限し、世界の海運に対する脅威を制限するために、交渉による何らかの合意が必要になるだろう」と補足した。

同時に同氏は、イランでの軍事行動への参加を求めるトランプ氏や野党政治家からの圧力に対し、「毅然とした態度を貫く」と約束した。

また同氏は、英国が軍事基地を防御目的でのみ使用することを認めた中東紛争への対応について、自身が「正しいアプローチ」を選択したことが時と共に証明されるだろうと述べた。

写真:ウクライナ大統領府