米国による石油制裁の一部緩和はロシアに訳100億ドルをもたらす=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は13日、既に船舶に積載されたロシア産の原油及び石油製品の販売を一時的に認めるという米国の決定により、ロシアにさらに100億ドルの追加資金がもたらされるだろうと発言した。

ゼレンシキー大統領がパリ訪問時の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「現在、洋上のタンカーにあるロシア産(編集注:石油)に対する制裁を一部緩和するという米国の決定を背景に、米国のその緩和1つだけで、ロシアに戦争資金として約100億ドルという額をもたらす可能性がある」と指摘した。

また同氏は、これは決して平和に寄与するものではないとし、制裁のわずかな解除であってもロシアの立場を強化することにつながると強調した。

同氏はさらに、「ロシアはエネルギー資源の販売で得た資金を兵器に費やしており、それら全てが後になって私たちのところに飛んでくるのだ」と指摘した。

その他同氏は、ロシアの無人機はイランの隣国である中東諸国や、同地域にある様々な基地に展開している欧州人や米国人に対しても使用されていることを、情報機関の報告が示していると述べた。

そして同氏は、「制裁を解除した結果、さらに多くの無人機が自分たちに向かって飛んでくるようになるというのは、私の考えでは、正しい決定ではない」と主張した。