「窃盗は一時的なもの。クリミアはウクライナ」=宇外務省

ウクライナ外務省は26日、ロシアに盗まれたクリミアを合法的所有者に返還するために全力を尽くすよう世界に呼びかけた。

ウクライナ外務省が2月26日の「クリミア占領抵抗の日」に合わせて声明を発出した

外務省は、クリミア自治共和国及びセヴァストーポリ市の返還は、国際的に認められた国境内でのウクライナの領土一体性の回復と、包括的で公正かつ永続的な平和の回復に不可欠な要素だと指摘した。

同省はまた、ロシアによるクリミアの占領と軍事化が黒海地域全体の安全保障状況を不安定化させたと伝えた。

そして同省は、「半島のウクライナへの返還のみが、地域の全ての国に不可欠な安定、平和、安全を回復させる。黒海は、戦争、脅威、不安定の場ではなく、協力、貿易、繁栄の空間であるべきだ」と訴えた。

声明にはさらに、ウクライナが、侵略とテロに対して、命、自由、正義の保護を支持してくれている国際パートナーに対して、謝意が表明されている。

また同省は、国際社会、諸国、国際機関に対し、クリミア一時的占領の不承認政策を厳格に遵守するよう呼びかけた。その際同省は、「それを疑わせるような、いかなる行動や接触も許してはならない。占領当局、並びに半島における人権侵害やその他の体系的な犯罪に関与した者に対する国際的な圧力を維持し、強化すべきである」と訴えた。

同省は加えて、被占領地のウクライナ国民に対するロシアの犯罪に対して、国際社会の注目を維持し、占領者によって違法に投獄された人々をロシアの刑務所から帰還させ、盗まれたクリミア半島を合法的所有者に返還するために全力を尽くすよう呼びかけている。

声明には、「窃盗は常に一時的なものだ。クリミアはウクライナである」と書かれている。

なおウクライナでは、2月26日はクリミア自治共和国及びセヴァストーポリ市の占領に対する抵抗の日を記念する日である。この日は、2014年にシンフェローポリで起きた大規模な親ウクライナ集会を記念して制定されている。

同日、ゼレンシキー大統領は、平和を持続させるためには、侵略者は戦争によってどのような報酬も得てはならず、クリミアは故郷にきっと戻るだろうという内容のメッセージを発出している