ゼレンシキー宇大統領、パートナー諸国とは3本の文書の協議を行っていることを認める
ウクライナのゼレンシキー大統領は9日、ウクライナは現在パートナー諸国との間で、20項目の和平計画、ウクライナの将来の安全の保証関連、ウクライナの復興関連の3本の文書について協議を行っていると発言した。
ゼレンシキー大統領が記者会見の際に記者からの質問に答える形で発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「文書は3本、それは事実だ。私たちはそれらを米国人と欧州人と協議している。(中略)(編集注:1本目は)20項目の枠組み文書だ。同文書は常に変化しているし、それは普通のことだ。生きた構成物であり、ウクライナ、欧州、世界の利益に合致せねばならないものだ」と発言した。
また同氏は、2本目の文書はウクライナの安全の保証に関するものだと述べた。同氏はその際、「私は、私たちの軍人と、彼らの米国側とのやりとりからの関連の提案を待っている。それを全て、『有志連合』の基本と統合せねばならない。それについて話すのは難しいのだが、しかし、いずれにせよ、あなた方は目にすることになろう。安全の保証は、私たちの間、米国、欧州、私たちの間の重要な文書だ」と発言した。
同氏は、3本目の文書は復興に関するものだと伝えた。同氏はその際、「それは、戦争が終わった後、あるいは停戦後に動き出すプロジェクトである。その文書にも私たちは取り組んでいる」と述べた。
また、ゼレンシキー大統領は同日、ウクライナは欧州諸国の国家安全保障担当首脳補佐官(NSA)と共に完成させた和平計画を10日にも米国側に渡すと発言している。