ウメロウ宇安保会議書記、欧州諸国の首脳補佐官に米国との協議結果を報告

ウクライナのウメロウ国家安全保障・国防会議(NSDC)書記(ウクライナ代表団団長)は3日、ドイツ、フランス、イタリア、ポーランド、フィンランド、英国の国家安全保障担当首脳補佐官(NSA)と会談し、ジュネーブとフロリダでの米国との協議の結果について情報を提供し、またウクライナのための安全の保証について協議した。

ウメロウNSDC書記がXアカウントで報告した

ウメロウ氏は、「本日ブリュッセルで、ドイツ、フランス、イタリア、ポーランド、フィンランド、英国の国家安全保障担当(編集注:首脳)補佐官との生産的で数時間にわたる会合を持った。欧州連合(EU)及び北大西洋条約機構(NATO)の代表者も同席した。同僚たちに、ジュネーヴ及びフロリダでの協議と今後の外交プロセスの動きについて詳細に報告した。欧州が、平和接近と将来の安全保障構造の形成の両プロセスにおいて積極的な一部であり続けていることが重要だ」と強調した。

また同氏は、会談参加者は安全の保証に別途に注意を向けたと伝えた。同氏はその際、ウクライナの長期的な安全保障及び欧州全体の安全保障のために、現実かつ効果的な安全の保証の枠組みを共同で策定しなければならないと書き込んだ。

同氏はさらに、参加者たちは、ウクライナの利益となる公正かつ永続的な平和を達成するために、緊密な協議と立場の調整を継続することで合意したと伝えた。

これに先立ち、同日、ゼレンシキー大統領は、ウメロウNSDC書記から、同日ブリュッセルで予定されている欧州の国家安全保障担当首脳補佐官(NSA)との協議の準備について報告を受けていた

その際ゼレンシキー氏は、ウメロウ氏はフナトウ軍参謀総長と共に、ブリュッセルでの会合後に、米国でのトランプ政権の代表者との会合を準備していくことになると伝えていた。