私たちは降伏となる「平和」は望んでいない=マクロン仏大統領

フランスのマクロン大統領は25日、フランスはウクライナにとって降伏となるような平和は望んでいないと発言した。

マクロン大統領がRTL出演時に発言した

マクロン氏は、「私たちは平和を望んでいるが、しかし、降伏である平和は望んでいない。つまり、ウクライナを無理な状況に追い込み、それによりロシアに実質的に更なる前進を続けるための完全な自由を与え、私たち皆の安全を危険に晒すようなもののことだ」と発言した。

同時に同氏は、トランプ米大統領が提案した和平計画については、「正しい方向への一歩、平和へ向けた一歩だ」と形容し、「その計画には、協議、交渉、補完に値する様子がある」と指摘した。

同氏はまた、ジュネーヴでの協議により、ウクライナに関わる問題についてウクライナ人と協議することができたと述べた。その際同氏は、「ウクライナ人と欧州人はそれに同意すべきだろうか? 返答は『否』だ。ウクライナ人だけが、自国領土や、言語、憲法といった彼らに関係する全てのことに関して、どのような譲歩へと向かう準備があるかを決めることができる。欧州の人々は欧州の人々のところにあるロシア凍結資産について何をするかについて決める権利を持っている唯一の人である」と説明した。

その他同氏は、唯一オープンな問題であり続けているのは、ロシアが永続的な和平(合意)を締結する準備があるか否かだと述べ、だからこそ、ウクライナと欧州には真剣な安全の保証が不可欠なのだと強調した。

写真:Élysée