ウクライナ内閣、汚職捜査で家宅捜索を受けた司法相の職務停止

ウクライナ閣僚会議(内閣)は12日、汚職犯罪事件の捜査で家宅捜索を受けたヘルマン・ハルシチェンコ司法相の職務を停止した。

スヴィリデンコ首相がテレグラム・チャンネルで伝えた

スヴィリデンコ氏は、「今朝、緊急閣議を開いた。私たちは、ヘルマン・ハルシチェンコ氏の司法相の職務履行を停止する決定を下した」と書き込んだ。

また同氏は、内閣はリュドミラ・スハク司法次官に大臣代行を務めさせることを決定したとも伝えた。

これに先立ち、10日、ウクライナの政権高官の汚職犯罪に特化した捜査機関「国家汚職対策局」(NABU)の捜査官が、ビジネスマンでゼレンシキー宇大統領がかつて所属していた「第95街区」のスタジオ共同所有者であるティムール・ミンジチ氏と、以前エネルギー相を務めていたヘルマン・ハルシチェンコ司法相の家宅捜索を実施していた

11日、NABUは、エネルギー分野の汚職犯罪捜査の一環で、5名を拘束、7名に容疑を通知したと発表していた。