フィンランドは冷戦後一度も警戒を怠っていない=ストゥブ大統領
フィンランドのストゥブ大統領は11日、同国は冷戦後、一度も警戒を怠ったことはないが、その理由は、ロシアの帝国主義的な傾向に対して非常に現実的に向き合ってきたからだと発言した。
キーウを訪問したストゥブ大統領がゼレンシキー宇大統領との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ストゥブ氏は、フィンランドは「毎週、毎月、毎年」自国の防衛計画と作戦を見直していると述べた。
同氏はその際、「大統領および最高司令官として、私はフィンランドの防衛に関するあらゆる情報を管理している。私は、空でも海でも陸でも、私たちが万全の状態にあることを保証できる。私たちは、自らの計画を策定し続けており、無人機はその大きな要素である」と発言した。
さらに同氏は、フィンランドは共通の抑止力を最大限にするために、ウクライナと協力を続けると明言した。
同氏はその他、「今、欧州を見ると、ロシアとの国境にはトルコ、ウクライナ、ポーランド、フィンランドを含む、4つの著しい防衛戦力があると言える。私たちは冷戦後、一度も警戒を怠ったことはなく、その理由は非常に単純である。私たちがロシアのかなりの帝国主義的な傾向に対して非常に現実的に向き合ってきたからだ」と語った。
また同氏は、ロシアが欧州諸国を試すことを止めず、様々な種類のハイブリッド作戦を行っていくだろうとした上で、発展を続ける必要があると指摘した。
なお、11日、フィンランドのストゥブ大統領夫妻がキーウを訪問した。