シビハ宇外相と岩屋日本外相、公正な平和達成に向けた外交努力につき協議
訪日中のウクライナのシビハ外相は4日、日本の岩屋外相と会談し、公正な平和達成に向けた外交努力などにつき協議を行なった。
シビハ外相がXアカウントで報告した。
シビハ氏は、「私たちは、戦場の状況、公正な平和達成に向けた現在の外交努力、国連での協力、私たちの国に共通の安全保障面の挑戦につき協議した」と書き込み、またロシアの対ウクライナ戦争の悪影響は、アジア太平洋地域において直接感じられていると指摘した。
その際岩屋外相は、ロシアの最近のキーウへの攻撃、民間人の悲劇的な犠牲につき「深い哀悼の意」を示したという。
シビハ氏はまた、「重要な焦点は、侵略犯罪の責任追及であった。私は、特別法廷のコアグループ、損害登録、補償メカニズムにおける日本の役割につき謝意を伝えた」と書き込んだ。
さらに同氏は、日本による多大な財政・人道支援、復興支援につき謝意を伝えた。同氏はその際、日本がウクライナ地雷対策会議を主催することを喚起し、それは安全なウクライナの再建にとって非常に重要な一歩だと指摘した。
同氏はそして、「私たちは、共通の目的である、公正で永続的かつ包括的な平和の達成に向けて一緒に作業していく」と伝えた。
また、日本の外務省も公式ウェブサイトで外相会談(ワーキング・ディナー)につき報告した。
発表によれば、会談では、岩屋外相は、シビハ外相の訪日を歓迎した上で、ウクライナに公正かつ永続的な平和が一日も早くもたらされるよう、ウクライナの取り組みを後押ししていくと伝えた。
これに対し、シビハ外相は、これまでの日本のウクライナ支援に謝意を示した上で、両国間の深い「絆」に言及した。さらにシビハ氏は、ウクライナを巡る情勢はインド太平洋にも影響を与えており、日本との連携を更に強化していきたいと述べた。
両者は、ウクライナを取り巻く情勢や国際的な取り組みの最新の状況について意見交換を行った上で、引き続き緊密に連携していくことで一致したという。
写真:シビハ外相(X)