ゼレンシキー宇大統領、フレデリクセン・デンマーク首相とウクライナの汚職対策機関の独立性回復法案につき協議
ウクライナのゼレンシキー大統領は29日、デンマークのフレデリクセン首相と電話会談を行い、ウクライナの欧州統合問題や汚職対策機関の独立性回復法案などにつき協議を行った。
ゼレンシキー大統領がXアカウントで報告した。
ゼレンシキー氏は、「フレデリクセン・デンマーク首相と話した。デンマークによる、私たちの防衛能力を強め、人々を助ける、とても実感できる強力なウクライナ支援につき謝意を伝えた」と書き込んだ。
また同氏は、ウクライナの欧州統合、EU加盟に向けた最初の交渉クラスターの開始についても話し合ったと伝えた。その際同氏は、デンマークが現在EU理事会議長国であることを指摘した上で、「全ての必要な決定を実現するためにこの時間を最大限活用すべき」だと発言した。
同氏はその際、ウクライナはEUに対する約束を全て履行するためにあらゆることを行っていると強調した。
同氏は加えて、ウクライナの汚職対策機関の独立性を保証する大統領提出法案がすでに最高会議(国会)に登録されていると伝えた。そして同氏は、両首脳は最高会議がその法案を遅滞なく今週にも投票にかけなければいけないとの点で一致したと報告した。
その他同氏は、今後の連絡についても調整したとし、「ウクライナのための公正かつ永続的な平和を近づけるために一緒に作業を続ける」と書き込んだ。