ゼレンシキー宇大統領、フォンデアライエン欧州委員長とウクライナの汚職対策機関関連法案につき協議
ウクライナのゼレンシキー大統領は27日、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員会委員長と電話会談を行い、ウクライナの欧州対策機関の活動について協議を行った。
ゼレンシキー大統領がXアカウントで報告した。
ゼレンシキー氏は、「フォンデアライエン欧州委員会委員長と話した。多くの問題につき協議した。ウクライナの欧州統合、対露制裁のさらなる強化、私たちの汚職対策インフラの活動だ」と伝えた。
また同氏は、ウクライナの汚職対策機関の独立と効率を保証する法案についても触れたと伝えた。
その際同氏は、「私は、欧州委員会が提供してくれた専門的知識につき謝意を伝えた。私たちは、法案が速やかに、来週にも採択されることが重要だという、同じビジョンを有している。私は、ウクライナは『ウクライナ・ファシリティ』メカニズムの一環で財政支援を受け取るために必要な改革を実現し続けていくと伝えた。今日、国家汚職・犯罪獲得資産摘発・捜査・管理庁(ARMA)法とファクタリング法に署名した。フォンデアライエン氏は、関連指標の達成における進捗に言及した」と発言した。
同氏はその他、EUが、ロシア産原油価格上限引き下げを含む第18次対露制裁パッケージを承認したことにつき、謝意を伝えた。
そして同氏は、「ウクライナは欧州の制裁との同期を続けている。18回全ての制裁がウクライナでも発効している。私たちは、私たちのEU加盟に関する最初のクラスターを開くために必要な努力について協議した。私たちは、それに向けて最大限迅速に作業していく」と書き込んだ。
フォンデアライエン欧州委員長もまた、Xアカウントにて、同電話会談につき報告した。
フォンデアライエン氏は、「ゼレンシキー氏との良いやりとりを行った。ウクライナは自らの欧州の道にてすでに多くのことを成し遂げてきている。ウクライナは、それら強固な基盤の上に築き上げ、ウクライナの法の支配の基礎である汚職対策機関の独立を維持せねばならない」と訴えた。
同時に同氏は、ウクライナは自らの欧州の道における進展を成し遂げる上での私たちの支援に期待して良いとも伝えた。