英国、EUに続きロシア産原油の上限価格引き下げ

英国政府は18日、ロシア産原油の価格を引き下げる決定を下した。同様の決定は、同日欧州連合(EU)が第18次対露制裁パッケージの一環で採択していた。

英国政府広報室が伝えた

同決定により、ロシア産原油価格は、1バレルあたりこれまでの60ドルから47.6ドルに引き下げられる。

発表には、この措置は、プーチンの石油産業への制限をもたらし、ロシア産原油の市場価値を下げ、ウクライナにおけるクレムリンの違法な戦争のための主な資金源に打撃を与えるだろうと書かれている。

リーヴス英財務相は、「英国とEU同盟国は、クレムリンの収益への締め付けを強め、ウクライナにおける違法な戦争の最も高価な資金源の流れをさらに止める。この原油の『上限価格』を引き下げるという断固たる措置は、ロシアの石油収入を標的にしており、エネルギー市場の安定を維持しながら、プーチンの最大の脆弱性を突いて、圧力を強めるものだ」と指摘した。

これに先立ち、18日、欧州連合(EU)のカラス外務・安全保障政策担当上級代表は18日、EUが第18次対露制裁パッケージを承認したと発表していた。同パッケージの一環で、ロシア産原油価格の上限も引き下げられる。

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