ゼレンシキー宇大統領、ケロッグ米特使と防空強化や対露制裁につき協議

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ウクライナのゼレンシキー大統領は9日、ローマにてケロッグ・ウクライナ担当米大統領特使と会談し、兵器供給、防空強化といった防衛協力や、ロシアに対する制裁強化の必要性について協議を行なった。

ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで報告した

ゼレンシキー氏は、「ケロッグ・ウクライナ担当米大統領特使と充実したやりとりを行なった。(中略)兵器供与と防空強化について協議した。ロシアの攻撃が強まる中、それは優先課題の1つだ。私たちは、米国の武器の購入、共同防衛生産とウクライナでの現地生産化についても話し合った」と書き込んだ。

両者はまた、ロシアに対する制裁圧力も詳細に話し合ったという。

ゼレンシキー氏は、「ロシアのエネルギーに対する強力な制限が必要なことを理解しているし、特にロシアの石油の購入者に対する二次制裁だ。私たちは、米議会のグラム上院議員とブルメンタル上院議員の法案の進展を期待している。それは、当然、ロシアに平和についてさらに考えさせ得るものである」と強調した。

その他同氏は、トランプ米大統領、米二大政党、米国民全体に、支援と支持につき謝意を表明し、ウクライナは両国国民の友好を心から大切にしていると伝えた。

同氏は、ケロッグ氏本人が米国代表団を率いてローマで10日から開催されるウクライナ復興会議に参加することにも謝意を伝えた。