ウクライナ、ロシアに無人機の部品を供給する中国企業に制裁発動

ウクライナのゼレンシキー大統領は8日、ロシアの無人航空機に部品を供給している中国企業に対して制裁を発動する国家安全保障国防会議(NSDC)決定を発効する大統領令に署名した。

大統領府ウェブサイトに関連大統領令第466/2025が掲載された

制裁に加えられたのは、以下の中国企業5社。

Central Asia Silk Road International Trade (Tianjin) Co., Ltd, China Asia Silk Road International Trade (Tianjin) Co., Ltd

Suzhou Ecod Precision Manufacturing Co., Ltd, Suzhou Yikeda Intelligent Technology Co., Ltd

Shenzhen Royo Technology Co., Ltd

Shenzhen Jinduobang Technology Co., Ltd

Ningbo BLIN Machinery Co., Ltd, Ningbo Benin Machine Tool Co., Ltd

同日、ウラシューク制裁政策担当大統領全権は、7月4日未明のキーウへの大規模攻撃の際に撃墜された無人機「シャヘド」から、中国製の部品が見つかったと発言した。

ウラシューク氏は、その際「今日、これらの供給企業に対して制裁が導入された。制裁対象となった企業の中には、2024年、2025年に制裁下にあるロシアの企業に製品を供給していたNingbo BLIN MachineryとSuzhou Ecod Precision Manufacturingが含まれている。ウクライナは、制裁連合のパートナーたちと、中国生産企業に対する制裁のさらなる導入に向けて作業をしている」と発言した。

これに先立ち、ウクライナ保安庁(SBU)の捜査官は4日、ロシアの「シャヘド」型自爆型無人機「ゲラニ」に、中国の生産企業「Suzhou Ecod Precision Manufacturing Co., Ltd」(蘇州エコド精密製造有限公司)により製造された部品を発見したと公表していた