アゼルバイジャン警察、露プロパガンダメディア所属の露保安庁職員2名を拘束=報道

アゼルバイジャン警察は30日、バクーに位置するロシアのプロパガンダメディアとして知られる「スプートニク・アゼルバイジャン」の事務所の家宅捜索の際に、ロシア連邦保安庁(FSB)の職員2名を拘束した。

APA.azが報じた

APAの得た情報によれば、アゼルバイジャン内務省が実施した作戦の際に、スプートニクで勤務していたFSB職員が2名拘束されたという。

なお、2025年2月、アゼルバイジャン政権は、ロシア国営通信社「ロシアの今日」を構成するロシアのプロパガンダメディア「スプートニク・アゼルバイジャン」のアゼルバイジャン国内での活動を停止する決定を下していた。

同決定は、バクーで活動する「スプートニク・アゼルバイジャン」の記者数は、ロシアにおけるアゼルバイジャン通信社「アゼルタジ」の記者数と同数とすることを目的にしていた。

しかし、「スプートニク・アゼルバイジャン」編集部は、この決定を履行せず、それ以降もアゼルバイジャンでの活動を続けていた。

なお、欧州連合(EU)とカナダは、ロシアのプロパガンダを発信している「RT」や「スプートニク」の活動を2022年のロシアによる対ウクライナ全面侵略開始以降禁止している