欧州とウクライナの安全保障は相互に結び付いている=コスタ欧州理事会議長
欧州連合(EU)のコスタ欧州理事会議長は27日、欧州の安全保障はウクライナの安全保障と相互に結び付いているのであり、だからこそEUは公正かつ永続的な平和の達成を一貫して支持しているし、EUに加盟する道にてウクライナを支援しているのだと発言した。
コスタ欧州理事会議長が欧州理事会後の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
コスタ氏は、「欧州の安全保障はウクライナの安全保障と相互に結び付いている。正にそのために、私たちは公正かつ永続的な平和に向けた働きかけを続けている。同時に、私たちはウクライナの将来のEU加盟のための道を築いている。その点における私たちの課題は変わらない。欧州委員会の評価もまた変わっておらず、信じ難いほど困難な状況の中にあっても、ウクライナ政権は素晴らしい速度で改革を履行している、というものだ。よって、今、私たちの作業を集中させ、EU加盟の道を前に進む時が来ている」と発言した。
また同氏は、EUはロシアに対して圧力をかけ続けていると強調し、EUはすでに17回の対露制裁を採択してきており、現在次の野心的な制限措置の準備が順調に進んでいると伝えた。
同氏はその上で、「ロシアの対ウクライナ全面侵略は、グローバルな安全保障とルールに基づいた国際秩序を深刻に弱体化させている。国際法と80年前に記述された国連憲章の原則への尊重は、私たちのウクライナと中東に関する立場にとって決定的要素だ」と強調した。