ロシアは人道テーマを制裁回避のために利用している=ウクライナ代表団団長

ロシアとの交渉でウクライナ代表団の団長を務めるウメロウ国防相は27日、ウクライナは最初から、停戦に関するものをはじめ、和平達成の一貫した立場を示し続けていると発言した。

ウメロウ国防相が記者団とのやり取りの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ウメロウ氏は、ウクライナは平和気球において常に一貫している。私たちは、最初から米国による完全停戦のイニシアティブを支持したし、多くの交渉でそれを証明してきた。しかし、どのような対話も、最後通牒を除き、私たちの国家主権への尊重を伴ってはじめて可能となるのだ」と発言した。

同氏はまた、人道的な(捕虜・遺体)交換についてもウクライナは常に一貫性を示しているとし、交換プログラムはすでに3年間機能していると指摘した(編集注:ウクライナとロシアは捕虜や戦死者の遺体の交換を2022年から断続的に行っている)。その際同氏は、しかしロシアは、人道テーマを、おそらく対露制裁圧力強化を回避するための根拠に利用していると指摘した。

その他同氏は、近々今後の交渉の流れと継続のフォーマットについて追加的な説明が提供されるだろうと発言した。