ゼレンシキー大統領、ロシアの侵略犯罪を扱う特別法廷設立協定に署名
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ウクライナのゼレンシキー大統領は25日、ストラスブールのヨーロッパ宮で、ロシアによる対ウクライナ侵略犯罪を取り扱う特別法廷設立のための欧州評議会との協定に署名した。
ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、署名直後、「これは実に重要な一歩だ。今日、私たちはウクライナに対する侵略についてロシアを裁くための法廷を設立するプロセスを開始する。全ての戦争犯罪者は、不正義が存在することを知るべきであり、それはロシアにも該当する。今、私たちは法的な戦いを真剣に強化している。この先、まだ長い道のりがあるが、政治的にはすでに大きな進展を遂げた」と発言した。
また同氏は、この協定と法廷が、侵略犯罪についてロシアに責任を負わせる真の機会を与えるだろうと指摘した。
同氏はそして、「私たちは、侵略が罰をもたらすことを明確に示さなければならない。そして、欧州全体で共にこれを実現せねばならない」と発言した。
ベルセ欧州評議会事務局長は、欧州評議会の役割は、正義と説明責任を遵守することであるとし、「欧州人権裁判所、損害・資産登録簿、そして今度は特別法廷を通じてだ(編集注:正義と説明責任を遵守する)。ウクライナは欧州評議会をあてにして良い」と発言した。
追加(6月26日9:04):ゼレンシキー宇大統領公開の動画を追加