イラン政権は多くの国に破壊と死をもたらしてきた=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は22日、イランはロシアを支援する決定により、ウクライナや多くの国に大規模な破壊と人の死をもたらしてきたと発言した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に言及した。
ゼレンシキー氏は、情報総局と対外情報庁の報告を受けたとし、その際にイランについても言及した。同氏はその際、「今日は、米国によるイラン政権の核計画施設への攻撃の後の中東と湾岸地域の情勢について報告があった。プーチンをたくさん支援してきた政権だ。今、ウクライナの空には再び『シャヘド』(編集注:イラン開発の自爆型無人機)の一群が飛翔している(編集注:22日から23日にかけてのロシア軍の夜間大規模空撃)。私たち皆が、ロシアがどこからそのような武器を得たかをよく覚えている。イランのロシアを支援する決定は、私たちの国と他の多くの国に大量の破壊と、大量の人命喪失をもたらした。そして、それは間違いなく止められねばならない。そして、それが核兵器で強化されることは確かにあってはならない。現代世界で核兵器の拡散は一切あってはならない。それを強調せねばならない」と発言した。
同氏はまた、本件に関する米国の決意、トランプ大統領の決意の存在が重要だとしつつ、同時に、外交が機能し始めるべきだと強調する必要があるとも発言した。その際同氏は、「それ(外交)はあらゆる場所で機能するべきだ。中東でも、湾岸地域でも、そしてここ欧州、ウクライナでもだ。もしプーチンが、米国の提案も含む、すべての和平提案を拒否するのであれば、イランもまた今のところ提案を拒否しているのは、奇妙ではない。しかし、彼らは皆、国際的な連帯の力と、いかなるテロの拡散も許されないということを感じるべきだ。現実的で長期的な安全保障が必要だ。真に信頼できる安全保障が」と指摘した。