「プーチンはウクライナ全体を2014年より前から欲している」=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は21日、ロシアに侵略を止めるつもりがないことを受けて、ウクライナはいくつかの新しい決定を下したと発言した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した。
ゼレンシキー氏は、「プーチンは昨日、独演会を行った。米国のためにだ。彼は、完全に率直に、ウクライナ全体が欲しいと述べた。4年間だけではなく、2014年からでもなく、ずっと前からだ」と指摘した。
また同氏は、「彼自身が、ロシアの帝国主義でそのように出来上がっているのだ。彼がウクライナやら、ロシア兵の足やらについて話している時、彼はベラルーシについても、バルト諸国についても、モルドバについても、コーカサスについても、カザフスタンのような国についても、ロシアの殺人者が到達可能な地球上のあらゆる場所についても、同様に彼は話しているのだ」と発言した。
そして同氏は、プーチンの権力は「ロシアの殺人者の能力が尽きたところで終わるのだ」と指摘した。その際同氏は、ウクライナは防衛し続けるし、世界の一人一人が判断をせねばならないと述べた。
同氏は加えて、「私たちは、止まるつもりがないと述べるロシアの殺人者の率直さを考慮した上で、ウクライナにていくつかの新しい決定を下した」と伝えた。その際同氏は、「確かに実感される国際的対露制裁」のための新しい措置に関すること、ウクライナ国内の制裁作業全体の強化だと発言した。
さらに同氏は、より多くのリソースがあらゆるタイプの国産無人機の生産に割かれると述べ、それは長射程無人機から前線での「ロシアの足」からの具体的防衛用の者に及ぶと発言した。
同氏はまた、「3つ目に、私たちは、パートナーとの関係におけるウクライナの潜在能力、そしてウクライナ国内の強靭性を高めるために、ウクライナの外交団と機構管理において、人事配置の一部を変更する。外交団に関しては、1か月以内に、すべてのウクライナ大使との会議を含め、その変化に関して結論を出す」と述べた。
そして同氏は、6月はロシアへの新たな圧力をかけるための特別な措置の月となるとし、それによってロシアの状況を悪化させ、ひいてはウクライナの平和への道を容易にすることを目指すと指摘した。
その際同氏は、本日保安庁長官に非公開の指示を出したと述べた他、別途、国家安全保障国防会議(NSDC)の決定が出される予定であり、その準備はすでに開始されていると報告した。