停戦監視は米国のみができる=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は4日、ロシア・ウクライナ戦争の停戦監視は米国だけが確保できるとし、そこに他の国が加わる可能性はあるかもしれないと発言した。

ゼレンシキー大統領が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「双方が停戦へと向かった後、皆が関心があるのが、誰が(編集注:停戦の)保証者となるか、誰がその仲介使命を果たすかだ。『こちらが違反した』と言うための使命である。停戦違反関連の制裁もあろう。私たちは最初から、『イスタンブル1』会合でも『イスタンブル2』会合でも、米国はその監視を保証できると話してきた。彼らが欧州のパートナー国を関与させる、させないというのはもう、米国に対する技術的性格の話である。私は、彼らは米国は同意すると思うし、彼らは技術的にその機能を完全に履行するのは彼らしかいないことを理解していると思う」と発言した。

また同氏は、それはウクライナ大統領、米大統領、加えてもしかしたらトルコ大統領、そしてロシアの独裁者による、首脳会合がなぜ必要かを理解させるものだと指摘した。

加えて同氏は、「もし私たちが停戦に合意するなら、双方の長射程攻撃を管理するのが容易なのは明らかだ。ミサイル、長射程無人機が飛ばないこと、海に船が出ていないこと、港湾インフラへの攻撃がないことなどを管理することが非常に簡単なのははっきりしている。つまり、それは技術的に非常に容易に管理できるのだ。前線の出来事の管理はより複雑である」と発言した。