ウクライナは宇露首脳会合の前に停戦することをロシアに提案している=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は4日、同国は和平実現を扱うあり得るウクライナ・ロシア首脳会談の前に停戦を行うことをロシアに提案していると発言した。
ゼレンシキー大統領が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「ロシア人には停戦の準備がない。少なくともあの代表団のレベルではそれを決める準備がない。そして彼らは、それは首脳の問題だと思っている。彼らは自身、『停戦は別のレベルの問題だ』と述べた。私たちは、ロシア人に対して首脳会談前の停戦を提案しており、思うに、これはパートナーたちも支持できるだろう。私個人の意見はこうだ。そもそも、私たちは即時会談への準備がある。会談は、ロシア側の選択だ。イスタンブルか、バチカンか、スイスか。全てある。私たちは、月曜日以降どの日でも会うことを提案している」と発言した。
また同氏は、ウクライナ側はトランプ米大統領が同案を支持してくれたら感謝すると述べた。
同氏はさらに、「エルドアン(トルコ)大統領は支持すると確信している。なぜなら、私たちの会話の際に、彼は、エルドアン大統領、トランプ大統領、私、プーチンの4人の会談を望むと述べていたからだ。私たちには、どのような日でもそのような会談を行う準備がある」と発言した。
同時に同氏は、首脳級会合の際に、理解、情勢沈静化のビジョン、戦争終結の道が生じなかったら、ロシアはその日の内にも停戦を一方的に終わらせる可能性があると指摘した。
そして同氏は、「もし対話を継続できると判断し、情勢沈静化に向けた相応の措置への準備があるのなら、私たちは米国の監視と彼らの仲介保証の下で停戦体制を継続する」と発言した。
同時に同氏は、ロシアが長期的な停戦を望まない場合でも、会談は明日以降いつでも行えると補足した。