「蜘蛛の巣」作戦はウクライナに降伏するつもりがないことを示した=ケロッグ米特使

米国のケロッグ・ウクライナ担当大統領特使は4日、ウクライナが実施した「蜘蛛の巣」作戦の勇敢さを認めたが、同時にロシアとの戦争にてリスクレベルが高まったとも発言した。

ケロッグ特使がフォックスニュース出演時に発言した

ケロッグ氏は、作戦はウクライナに降伏するつもりがないことを示したと発言した。

同氏はその際、「ウクライナは、『私たちもそのゲームができる』と述べている」と述べた。

同時に同氏は、リスクが高まる可能性への懸念もあるとし、「核の三本柱を攻撃するというのは…、第一に、それは非常に勇敢な攻撃だ。しかし、それは、リスクレベルが高まることを意味する。なぜなら、相手が何をするかわからないからだ。私は、私たちは正にそれを避けようとしているのだと思っている」と発言した。

また同氏は、核の三本柱を攻撃することの意味は、航空機の破壊そのものよりも、それがロシア人に与えた心理的影響の方が大きいと指摘した。

そして同氏は、「それぞれの時代に戦争遂行スタイルがある」とし、「私たちは無人機戦争を見ており、私たちはそれに適応しなければならない」とも発言した。